2010年 02月 07日
2010/02/07 天満天神繁昌亭
平成18年に大阪に落語の定席が60年ぶりに復活しました。
その名も「天満天神繁昌亭」。


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一度は行きたいと思っていたのですが、完成当時は既に岐阜にいたので
なかなか行けず仕舞いでした。
タイミングが合っても聞きたい落語家さんが出ていなかったり…

今日、午前中大阪で仕事が終わったので行ってきました。
お目当ては中トリに出演する五代目桂米團治さんです。
人間国宝で、かつ文化勲章を受けたあの三代目桂米朝さんの息子さんで、
一昨年の秋に上方の大名跡である米團治を襲名されました。
この辺のエピソードは後日に回して、今日の演目は「かけとり」で、
奇しくも去年の12月21日の記事で少し触れていたネタでした。


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年末の払いを迫って次々やってくる借金取りに対し、
それぞれの借金取りがハマッている大好きなジャンルのネタを
言い訳の言葉にうまくこじつけながら借金取りを気分良くさせて言いくるめて追い返すという
ネタです。

師匠の米朝さんは
相撲好き→歌舞伎好き→口喧嘩好き→だじゃれ好きと四人の借金取りを言いくるめる話を
されていました。実は僕はこの米朝バージョンが大好きなんです。
今回の小米朝さん改め米團治さんは
クラシックオペラ好き→口喧嘩好き→歌舞伎好きと三人相手のバージョンをされていました。

小米朝時代から落語とオペラを融合させた取り組みをされていただけに
クラシックオペラを取り込んだのは自分色の落語を作るためなんだろうなぁと
理解は出来ます。しかし、クラシックの作曲家の名前は大相撲の力士よりも
遙かに知名度に劣るんですよね。いくら上手にこじつけて話しても
ぽかーんとしているお客さんが居たのはどうもいただけないなぁ、と。

芝居噺は米朝師匠よりも歌舞伎っぽい雰囲気が出ていたと思います。
それだけに「歌舞伎好き」をサゲに持ってきているんでしょうね。
「滑稽話」の色合いを少し薄めて、聞かせる「噺」へスライドさせたのだと思います。
元々の米朝師匠のが好きな僕には、理解は出来ても「おもしろい」とは思えない
理由の1つになっているのかもしれません。
特にクラシックオペラの辺りをもっと取っつき安くできれば笑いの量も増えるんだろうなぁ。

しかし、CD音源になっている、録音された小米朝時代の「かけとり」と比べると
格段に違いました。
これからも上方落語を引っ張っていただきたいと思います。
応援してますよ!米團治さん!!
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by ojuju999 | 2010-02-07 21:55 | 落語


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